eWeaverは、プロジェクト管理ツール「Redmine」やバージョン管理ツール「Subversion」などのオープンソースを基盤に、マイクロソフト社の「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」で作成した文書との連携機能を含む独自のRedmineプラグインなどを実装しています。
eWeaver機能構成
各種ドキュメントとソースコードはSubversionで管理し、プロジェクトの問題点やレビューやテストなどの活動は「チケット」としてRedmineで管理します。チケットを分類してワークフローを定義するRedmineの「トラッカー」には、要求管理から出荷後のサポートまでをカバーする各開発プロセスが標準で設定されています。
トレーサビリティ管理
バックログ画面はアジャイル開発手法Scrumにおけるプロダクトバックログとスプリントバックログを表示し、プロジェクトにおける開発アイテムを管理します。変更要求や障害対応などを含めたすべての開発アイテムはプロダクトバックログに追加され、その後各Sprintに割り当てられて開発されます。各開発アイテムはドラッグ&ドロップで簡単に移動できるため、容易に計画変更ができ、かつ現在の作業計画を一目で確認できます。これにより顧客からの変更要求等、開発計画の変更要因に柔軟に対応することが可能になります。
バックログ管理
カンバン画面は各開発者の作業タスクを見える化するタスクボードです。横軸にタスクの作業ステータスが記載され、各タスクの作業状況を見える化します。各タスクは画面上でのドラッグ&ドロップでステータスの遷移が可能です。これにより開発チーム全体や各開発者の作業進捗状況をリアルタイムで確認することが可能になります。
カンバン画面
各種ドキュメントやソースコードに埋め込まれたトレーサビリティアイテムを抽出(オーサリング)し、そのアイテム間のリンケージ生成と管理する機能を提供します。これにより、開発途中に変更要求が発生した時は、チケットや成果物への影響範囲を自動的に抽出し、全体へのインパクト分析が可能です。これらの機能は、Redmineの独自プラグインと、それと連携するマイクロソフト社の「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」向けアドオンとして実装されています。
一括リンケージ
慣れ親しまれたRedmineのUIを採用しています。ウェブベースなので、インターネット接続ができる環境下であれば、どこからでも利用できます。 ウェブブラウザは、Internet Explorer、Chrome、Firefoxに対応しています。
eWeaverは、ソフトウェア開発手法やプロセスの正しさの証明を必要とする機能安全適合にも有用です。
トリニティは、eWeaverの販売と製品サポートだけではなく、プロセス改善や機能安全など、課題に合わせた導入前後のコンサルティングやトレーニングサービスなどを組み合わせて、開発現場を総合的に支援します。
eWeaverの提供形態は、以下の2種類を用意しています。クラウドサービスを利用することで、開発体制の変更に伴うサーバ容量の増加と、複数拠点における情報の共有が可能となります。