2023 R1リリースアップデート

TOOLS
Ansys medini analyze 2023R1のポイント


Ansys medini analyze 2023R1のポイント


自動車のハザード解析用
リスクグラフを強化

フォールトツリー解析での
機能を強化

RMSおよびSysMLツール
コネクタの機能を強化

  • ・ISO 26262のリスク評価において、
     危険事象と稀な事象を区別するための
     オプションを設定可能
  • ・関連する動作状況に焦点を当てた一貫性
     チェックを分析に組み入れる事が可能
  • ・リスクマネジメントの精緻化

FTA : フォールトツリー解析
CFT:コンポーネント・フォールトツリー
RMS : 要件管理システム

  • ・複雑なシステムの平均故障時間(MTTF)と
     平均故障間隔(MTBF)の計算をサポート
  • ・独自のCFTモデリングのサポートによる
     故障動作の構造化と再利用を実現
  • ・FTA事象における故障モードと故障に
     おいて統一された識別子を利用可能

  • ・要件のやりとりは、保存と削除に関する
     企業ポリシーに沿って設定可能
  • ・新しいレポートとログの機能強化により、
     要件交換の信頼性と管理性が向上
  • ・拡張されたSysMLモデルインポーターに
     よって、より多くのモデルデータをmedini
     に取り込むことが可能


製品リリース詳細

ピックアップ


Ansys medini analyze –2023 R1での技術革新

Ansys medini analyze –2023 R1での技術革新



リスクグラフの拡張(ASIL Noneの追加)

新機能

  • ・ISO 26262 リスクグラフに、C0/ E0/ S0の危険事象を
     「None」(ASILなし)にランク付けするオプションを追加
  • ・None は、QM としてランク付けされた潜在的に危険な項目を
     無関係な項目と区別できる新しい表記
  •  ・「稀な遭遇頻度、傷害無し、または完全に制御可能な状況下での危険事象」
      を、QMと評価された危険事象と区別するのに便利

  • ・プロジェクト設定でASIL Noneの活性化/非活性化を設定

    ※クリックすると拡大画像が表示されます。


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ユーザーのメリット

  • ・ハザードではない項目の記録方法を柔軟に選択可能
  • ・危険/制御可能/安全な分析項目を明示的に可視化


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平均故障時間の計算機能を追加

新機能

  • ・FTAとRBDにおいてモデル化されたシステムの平均故障時間 (MTTF) 、平均故障間隔 (MTBF) の計算機能を追加
  •  ・カットセット計算結果として出力

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  • ・修理可能なシステムに対する有効故障平均間隔(有効MTBF)計算を追加
  •  ・有効MTBFは、定期メンテナンスが使命時間内で計画されており、
      修復/交換時間が無視できるシステムに対して効果的


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ユーザーのメリット

  • ・システム信頼性解析のための追加的な主要測定値の計算が可能
  • ・防衛/産業/通信の各分野で広く利用されている表現の採用

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故障モードとFTAの強化

新機能

  • ・故障モードに対してIDを自動で設定
  •  ・自動採番パターンとして用意

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  • ・故障ID(故障/故障モード/ハザード)は、2023R1からFTA事象
     での識別子としても導出
  •  ・要素とFTAでの故障IDの共通化により、緩和された故障影響の可視性を改善


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ユーザーのメリット

  • ・設計や解析における故障のトレーサビリティと整合性が向上
  • ・故障/事象識別子の管理労力の軽減
  • ・モデル操作とナビゲーションの使い勝手が向上

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コンポーネント・フォールトツリー (CFT)

新機能

  • ・CFTをmedini analyzeの標準リリースサイクルに統合
  • ・コンポーネント概念による古典的なフォールトツリーの
     大幅な拡張(定義と使用法)
  •  ・使用する際はプロジェクトの設定→FTAで有効化

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  • ・SysMLの部品に組み込まれたフォールトツリーにより
     故障論理を定義
  • ・コンポーネント定義を参照する「複雑な事象」に対してCFTを一貫して使用可能


    ユーザーのメリット

    • ・コンポーネント概念による大規模なフォールトツリーの構造化
       の拡大
    • ・モデル/ライブラリと共に、故障論理の共有によるフォールト
       ツリーの再利用が可能


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ALM/PLMツールコネクタの改善

新機能

  • ・要件管理システムとの要件交換時に、一貫した要件の削除が可能
  • ・外部識別子を使用した差分/マージにより、並列ブランチでの
     チームワークが向上
  • ・要件交換時のエラー処理とログの表示を改善
  •  ・エラー/警告はカテゴリ別にグループ化


ユーザーのメリット

  • ・要件定義ツールとAnsys medini analyze間のラウンドトリップが向上
  • ・差分/マージにより、要件を交換する際に並列アクティビティを
     最大限に活用することが可能

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用語集の実装

新機能

  • ・プロジェクト毎の用語集が実装され、プロジェクト
     において略語の定義や一貫した使用が可能
  • ・フォームエディタの全テキスト入力欄で略語を検知し、
     用語集に追加することが可能
  • ・用語が追加された後は、その用語にマウスカーソルを
     合わせた時にツールチップで定義を表示
  • ・用語集は用語集ビューで開き、定義することが可能


ユーザーのメリット

  • ・企業間、あるいはチーム内で限定的に使用されている略語を
     mediniを使って分析を行うチーム内で非属人的に共有化し、
     利用することが可能

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用語集の開き方と設定方法

用語集はビューとして開きます

まだ用語集を作成していない場合、用語集ビューは以下の表示となります


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プロジェクト中の任意の表エディタか描画エディタを開くことで、用語集が作成可能になります


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関連資料

以下より、リーフレットをダウンロードいただけます。

機能安全/脅威分析ツール「Ansys medini analyze」


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